ジンクスがサブキャリーとして非常に優秀だと感じたことはありませんか?
データを見ると面白いことが分かります。
ジンクスは最適なアイテムやパワーアップ、シナジーに恵まれているわけではありません。
それなのに、ユニット単体としては非常に優秀なのです。
少し矛盾しているように聞こえますよね。
一体どうして、こんなユニットが存在するのでしょうか?
実は、ジンクスは「強さの下限が非常に高く、上限が非常に低い」ユニットなのです。
彼女をメインキャリーに据えようとすると、チームの足を引っ張り、ポッピーと責任のなすりつけ合いをする羽目になります。
しかし、サブキャリーとして採用すれば、彼女は完璧な選択肢となり、ボリベアと戦術的に見事に噛み合います。
この奇妙な矛盾の根本原因は、ジンクス自身の設計思想にあります。
彼女のスキル発動には80という重いマナが必要ですが、攻撃力キャスターである彼女は通常攻撃1回で7マナしか回復できません。
このせいで、ジンクスのダメージ全体に占めるスキルダメージの割合は、わずか50%程度に留まってしまいます。